社労士はどうやって探す?ポイントごとに解説

社労士に何かを頼みたい!と思っても、やみくもに探すだけでは先生の求める社労士と出会えず貴院の利益を損ねてしまうかもしれません。今回は、ポイントごとに社労士の探し方を解説します。

まずは地域で絞る

基本的には、まず先生が開業しようとしている場所の近隣市町村にある事務所にしましょう。
今でこそ電子申請の普及により紙ベースでの手続きはあまり必要なくなりましたが、それでもいくらかは残っています。また、急ぎのため役所に直接赴いての手続きをしたい、なんてこともあるでしょう。そんなときを想定するならば近場の事務所の方が融通がききます。

ただし、チャット等での相談顧問のみで良いということならば基本的に全国どこでも大きな問題ないと思われます。なぜなら、労働に関することの根拠ほぼすべてが憲法、法律と判例により定められており、これに地域の条例や風習などのその地域特有の事情が入り込む余地がほぼないからです。ただ、よりミクロな職場特有の事情が相談内容に入り込むことは大いにあるので、やはり実際に訪問もできる近場の事務所の方がベターでしょう。

色々と比較してみる

地域で絞ってもまだまだ社労士はたくさんいます。
例えば、弊所のメイン営業エリアである明石、神戸~西宮間においても約700の個人事務所と、70の社会保険労務士法人があります。ここからは複数のポイントを比較検討して絞りましょう。

・社労士や人事労務担当としての経験は豊富かどうか
・自身の業界や業種に精通しているか
・問い合わせ、やりとりでのレスポンスは早いか
・依頼する分野が決まっている場合はそれを得意としているか
・サービス内容と価格。またそれらについて明確にされているか

最終的には相性。複数の社労士と面談しよう

上記ポイントはスタッフの採用試験でいえば能力面での評価項目です。顧問社労士を見定めるにあたっても、人間性での評価を必ずしましょう。
・自身の話をしっかり聞いて、提案をしてくれるか
・人となりが自身に合っているか、不快ではないか

あえてスタッフ採用の話を持ち出しましたが、スタッフを雇うも社労士に委託するも本質的にはそう変わりません。
①毎月一定のお金を払い、自身の代わりに何かをしてもらう
②定期的な、もしくは頻繁なやりとりが発生する
③一度契約するとそう簡単に解除することができない

スタッフを解雇するのに比べると社労士との契約を解除するハードルなんてないようなものですが、顧問社労士を頻繁に変えたり急に変えたりしようとすると様々なリスクにさらされることになりますので、それを防ぐためにも人間性の評価を最初にしっかりしておきましょう。
また、スタッフ採用と同じと考えて複数名と面談されることをおすすめします。
紹介された社労士と、自身で見つけた社労士とを合わせて3名もいれば十分ではないかと思います。

まとめ

社労士の探し方について解説させていただきましたがいかがだったでしょうか?
まとめるならば、近隣の事務所について総合的に比較検討した上で選んだ3名程度の社労士と面談するべき、と筆者は考えます。
その1名に弊所も加えていただけますと大変うれしいです。ご連絡お待ちしております!